聖地巡礼をしながらスタンプラリーをしたり、オフ会を楽しんだりする人もいれば、作品の魅力を伝えるためにマップや同人誌を作るファンもいてさまざま。今回は、「マケイン」を愛する2人にスポットを当て、作品の楽しみ方を聞いた。
豊橋市内在住で30代男性の「こそりん」さん。結婚を機に数年前に引っ越した。日々暮らしていくなかで驚いたのは、「魅力が何もない」「遊びに行く場所がない」「ガラが悪い」など、まちをネガティブに捉える人の多さ。「実家に住んでいた時は、隣町まで来て外食や買い物することが当たり前だったが、豊橋は何でもそろっていて、安心して過ごせる街。地元に密着し個性のあるおいしい店が多く『豊橋っていい街なのに』とずっと思っていた」と語る。
この「モヤモヤ」を晴らすきっかけになったのが「マケイン」だった。偶然見かけた作品の解説動画からアニメを見るようになり、魅力にとりつかれた。「緻密に表現した映像が素晴らしいし、主人公の感情の機微を夜の照明のゆらぎなど、セリフを入れないで表現しているのがまるで映画だと感じた。アニメは子どもやマニア向けだと思っていたことを激しく後悔した」と振り返る。
■続きは1月3日の紙面をお楽しみください。購入希望はこちら
豊橋市外在住で30代男性の「KEIHI」さん。作品の初期からのファンで、23年夏と24年夏に聖地めぐりガイド「マケインウォーカー」を自費出版した。
制作のきっかけは22年に豊橋中央図書館で開かれた雨森さん出演のトークイベントだった。大学時代に半分諦めた作家に40代で再挑戦し、夢をかなえるまでの経緯などを聞き、「やっぱり好きだな」と作品の良さを再認識した。「やりたいことをやるには遅いことはない」。会社勤めで共通点も多い作者の言葉に背中を押され、「聖地巡礼本を『ないなら作っちゃえ』と軽いノリで制作を決めた」と振り返る。
■続きは1月3日の紙面をご覧ください。購入希望の方はこちら
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
週間ランキング
【ユニクロ×豊橋】ミラまち店オープン記念 市、ヤマサちくわ、ボンとらやとコラボ 豊川のプリオにロピア初出店へ ご当地漫画「だも豊」とコラボ 24日から豊橋カレーうどん15周年スタンプラリー 蒲郡の八百富神社で巳年の大開帳に合わせ「中日祭典」|豊川の大社神社氏子も参加 豊橋技科大の広瀬准教授が大量培養可能な耐酸珪藻発見 新たな施設園芸農業で雇用創出も 【豊橋新アリーナ】長坂市長が市議会を提訴 契約解除巡る条例案取り消し求め 三遠ネオフェニックスが中地区連覇、第4Qに横浜BC振り切る|豊橋のパブリックビューイングでも祝福の声 ビッグデータで農作物生育管理 東三河の水がめピンチ 豊川用水の5%節水開始 豊川市の「イタリアンダイニング花の庵」が防災協力事業所に登録へ 障害者の避難もできる日付で探す