水資源機構や豊川流域の受益者でつくる「豊川用水節水対策協議会」は18日、用水の5%節水を開始した。流域の自治体では掲示物やホームページなどで住民らに節水を呼び掛けた。
水資源機構によると昨年12月以降の降水量不足で、17日現在で管理する宇連ダムや大島ダム、地区内調整池の貯水率は48%まで低下した。宇連ダムも36・3%で平年の4割程度にとどまる。
節水対策初日は、愛知県や静岡県のほか豊川総合用水土地改良区などの配水施設で水圧を通常の5%に抑えた。豊橋市浄水課でも、市内10カ所の圧力制御所で減圧給水を始めた。
同市上下水道局によると、併せて同市東小鷹野2の局庁舎外壁に「水不足のため、節水にご協力ください」と書かれた懸垂幕を設置した。庁舎と小鷹野浄水場には立て看板を設け、上下水道局ホームページに節水関連の記事を掲載して市民への啓発に努める。
田原市でも庁舎の懸垂幕や公共施設での立て看板設置の他、磁石式の啓発パネルを貼った公用車で呼び掛ける。保育園や小中学校と高校、市民館などに啓発ポスターも掲示する。
水資源機構によると今後も貯水量が減り続ければ、随時協議を開いて第2回で10%、第3回で15%節水を決める。
名古屋地方気象台が3月25日発表した4~6月の3カ月予報では、降水量は平年並みの見込み。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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