東三河を代表する書道家91人の作品が一堂に集う「第6回東三河新春書展」が7日、豊橋市美術博物館で始まった。東三河新春書展運営委員会主催、豊橋市教育委員会共催、東愛知新聞社など後援。12日まで。
流派・会派を越えて漢字、かな、近代詩、篆刻(てんこく)など、さまざまなジャンルの作品が並ぶ。筆運びや文字の表現方法、墨色、余白の使い方など、あらゆる角度から書の魅力を堪能できる。
故権田穂園さんは、努力を重ねれば、才能のある人と肩を並べることができるの意味がある「駑馬十駕(どばじゅうが)」を力強い筆跡で書いた。運営委員会代表の古川侃司さんは流麗な淡墨で「早春」を、大竹翠葉さんは万葉集に出てくる同じ歌を漢字とかなで表現した。篆刻の林田虎峰さんは、風神雷神で朱文と白文の魅力を伝えている。
また吉澤希々さんは、会場を明るくする色鮮やかな和の表装が作品を引き立てる。今年のえと「巳」を書いた作品もあり、同じ文字を違う作家が書いているため、文字を見比べる楽しさもある。東三河在住の高校生49人の作品も並んでおり、字のうまさに感心する来場者もいた。
会場には出品者が交代で当番を務めており、いつでも作品について聞くことができる。来場者たちは「さまざまなタイプの書から、表現方法の違いが分かりました。見応え十分です」と話していた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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