【コラム】理と理のあいだ〈108〉自然エネルギー満タン

2024/12/02 00:00(公開)
息子は普段食べられない南国フルーツをここぞとばかりに堪能

 3日目の最終日。朝からヨガシャラ(道場)で現地の先生のヨガクラスを受け、すっきりとした表情でみんな出発までの時間を自由に楽しんだ。敷地の中にあるスパでマッサージを受けたり、プールに入ったり、景色を眺めたりゆったりと。

 

 私も旅の最後に絶景の中、吹き抜けの部屋でマッサージを受けることができ癒やしのひとときを過ごした。肌で感じる自然の風や音が最高に心地よい。

 

 物理的なものから距離を置いて、モノではなくコトを楽しむことはいつの間にか非日常になってしまったように感じる。人間はこういう所に身を置くと自分の中の大切な場所に戻ろうとする力が働くのかな。携帯の電源を切ってみたくなったり、シンプルな食事や景色を眺める時間を豊かだなあと感じたり。

 

 ヨガを勉強し始めた十数年前、「f分の1ゆらぎ」という自然界の音は予測できない変化や動きの振動数や波動を持っていて、人間にとって心地よいものだと聞いたことがある。虫の声、炎の動き、雨の音、川のせせらぎ、心音など、絶対規則的ではなく自然界に存在する音。わずかにズレのある自然界のこのリズムが人に安心やリラックス感を与えてくれる。

 

 みんな旅の終わりにこの自然のエネルギーをしっかり受け取って自分自身を満たし、すがすがしい表情で旅を終えられたことに感謝したい。(シリーズおわり)

 

子どもたちはまだ人為的な物をあまり知らないのでとても敏感に「f分の1ゆらぎ」を感じているはず。その感覚を大切に育てたい
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