新城市の軽トラ市実行委員会などが加盟する団体「全国軽トラ市でまちづくり団体連絡協議会」(軽団連)が、全国自動車会議所などが主催する第4回「クルマ・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)」に選ばれた。2月7日に東京都で表彰される。
自動車を活用した各種活動を顕彰する制度。全国自動車会議所によると2024年度は46件の応募があった。うち25件を「グッドパートナーシップ事業」として選出し、大賞など六つの賞を選んだ。
軽団連と日本三大軽トラ市の各実行委(岩手県雫石町、宮崎県川南町、新城市)、愛知大学三遠南信地域連携研究センターが共同で応募した。軽自動車を可動店舗として定期市の開催を続け、商店街の活性化だけでなく全国で連携していることが評価された。
軽トラ市は2005年に岩手県雫石町で、06年には宮崎県川南町で、10年に新城市で始まった。駐車させた軽トラックや軽ワンボックス車の荷台に物を乗せて農水産物や飲食物などを対面販売している。
軽団連の活動にも関わる、新城軽トラ市の実行委員森一洋さんは「国内約30カ所は定期開催しており、各所での連携も生まれている」という。全国大会も8回を数え、2023年のジャパンモビリティショーにも出展した。
昨年6月の新城軽トラ市では日本自動車工業会の企画で宮崎県川南町とリモート中継し、互いの物産品の販売会を催した。11月にはビンゴ大会の景品に川南町と雫石町の産品を採り入れた。
ほかにも愛知大学地域政策学部の戸田敏行教授との連携で能登半島地震被災地支援として輪島市でモデル軽トラ市を、新城では戸田教授ゼミの学生が輪島復興祈願の軽トラ市も開いている。
森さんは「各地の軽トラ市運営団体の励みになる。社会的に認められてうれしい」と話した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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