総合格闘技団体「ＧＲＡＣＨＡＮ（グラチャン）」で活躍する豊橋市出身の格闘家、芳賀ビラル海選手の次の試合が決まった。３月２日に東京・有明の「ＴＦＴホール５００」で開かれる「ＧＲＡＣＨＡＮ73×ＢＲＡＶＥ　Ｆｉｇｈｔ35」で、ＧＲＡＣＨＡＮライト級１位、ロクク・ダリ選手と対戦する。

　芳賀選手は１９９６年生まれの28歳。私立桜丘高校、中央大学法学部卒業。２０１９年日本拳法総合選手権大会で準優勝。日本拳法から総合格闘家に転身し、21年アマチュアパンクラス全日本ウェルター級トーナメントで優勝。22年２月にプロデビューした。

　昨年４月に開かれた「ＧＲＡＣＨＡＮ68×ＢＲＡＶＥ　Ｆｉｇｈｔ31」では格上選手との試合で勝利を収め、５月には「ＧＲＡＣＨＡＮ69」でも見事な一本勝ち。しかし９月に予定していた「ＧＲＡＣＨＡＮ71」の参戦はけがのために断念、復帰戦に備えていた。

　「ＧＲＡＣＨＡＮ73×ＢＲＡＶＥ　Ｆｉｇｈｔ35」は、ＧＲＡＣＨＡＮ選抜とＢＲＡＶＥ軍による対抗戦。実力派選手が各階級で火花を散らすほか、ワンマッチを予定している。

　ダリ選手はコンゴ出身のファイターで、「ＲＩＺＩＮ」「ＳＨＯＯＴ　ＢＯＸＩＮＧ」などで活躍する強豪。当日は手に汗握る試合が繰り広げられそうだ。

　芳賀選手は本紙読者に向け「アフリカのルーツを持つ者同士、お互いの国と誇り、そして、ランキング１位の座をかけて戦えることをとてもうれしく思います。ダリ選手の強みを十分に研究し、これまで培ってきた技術を最大限に発揮して、勝利をつかみ取ります。寒い中ですが、手に汗握るような試合をお約束します。応援、よろしくお願いいたします！」とコメント、勝利に向けての意気込みを見せた。試合の詳細は「ＧＲＡＣＨＡＮ」ホームページで。