【三遠ネオフェニックス】「愛知ダービー」18点差逆転、延長で名古屋Dを振り切る

2025/03/14 00:00(公開)
チーム最多得点のヌワバ選手=豊橋市総合体育館で

 バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は12日夜、豊橋市総合体育館で同じ中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。白熱した「愛知ダービー」は最終第4クオーター(Q)で同点に追いついた三遠が、オーバータイム(延長戦)の末、最大18点差を逆転して連勝記録を21に伸ばした。今季通算は36勝4敗で地区優勝マジックを12とした。

 

 第1Qで三遠は、デイビッド・ヌワバ選手の得点で波に乗ったかと思われたが、名古屋Dの齋藤拓実選手に3点シュート(3P)、今村佳太選手には連続得点を決められるなど16対28の12点差とされた。第2Qの序盤も名古屋Dのゾーン、マンツーマンなど戦術を巧みに変える「チェンジングディフェンス」に苦しんだ。最大18点差を追う展開となったが、ヌワバ選手らを中心に得点を重ね35対46で前半を折り返した。

 

 第3Qはヤンテ・メイテン、ヌワバの両選手の活躍で追い上げ、第4Qの残り1分49秒に湧川颯斗選手の連続得点で逆転に成功。津屋一球選手の3Pで3点差としたが終了間際に今村選手の3Pで70対70の同点。40分間を終えて延長戦にもつれ込んだ。延長戦ではデイビッド・ダジンスキー、湧川の両選手らの連続得点などで点差を広げた。

津屋選手の3P

 この試合でヌワバ選手は30得点、メイテン、ダジンスキー、湧川、大浦の4選手が二桁得点を記録した。

 

 大野篤史ヘッドコーチは「相手のディフェンスに受け身となり、前半はリバウンドを高確率で奪われてしまった。後半はポゼッションも勢いも劣勢から、自分たちのディフェンスでペースをつくれた」と振り返った。

 

 次節は19日、川崎市中原区の「とどろきアリーナ」で、中地区8位の川崎ブレイブサンダースと対戦する。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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