豊川市伊奈町の書家鈴木瑞象さん(88)は28日、砥鹿神社へ作品を奉納した。奉告祭が本殿であり、客殿に展示した。
世間の真実をしっかり見ることを意味する「法眼(ほうがん)」の文字を、中国の古い書体の篆書(てんしょ)で力強く表現した。縦110㌢、横140㌢の大作。
鈴木さんは、例大祭に合わせて営まれる学童祭の書道の部で審査員をしている。また客殿などの案内板の文字を書いており、砥鹿神社との関わりが深い。奉納は2005年から定期的にしており、今回が4回目。
岩崎和夫宮司(73)は「書道の素晴らしさを参拝に訪れた皆さんに感じてほしい」と述べた。鈴木さんは「神社にふさわしい作品を考えて、これまで書いた作品から厳選して奉納しました。筆跡や余白のバランスに自信があり、多くの人に見てもらいたい」と話した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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