東京五輪レスリング女子50㌔級で金メダルを獲得した須﨑優衣さん(25)の講演会「オリンピックチャンピオンへの道のり~これまでのレスリング人生と今後の夢」が29日、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」で開かれた。30日には須﨑さんらが新城市の鳳来山東照宮を参拝した。
早稲田大学の同窓会「東三河稲門会」が企画した。須﨑さんは早大出身。21年の東京五輪では、全試合失点なしのテクニカルフォール勝ちで圧倒した。昨年のパリ五輪では銅メダルだったが、それまで94連勝だった。
講演会で須﨑さんは、JOCエリートアカデミー、東京五輪、パリ五輪が人生のターニングポイントだったと振り返った。「五輪で金メダルを取るには、厳しい環境に行くことが必要と考えてアカデミーに入校しました。当時は中学生だったので家族と離れて暮らすのは不安でしたが決断しました」「東京五輪の代表争いの4年間は、一生忘れることができないです。当初は不安な気持ちを忘れようとしていましたが、それでは駄目で、不安を一つひとつ細分化して解消することが大切だと気付きました」「パリ五輪は最終的に銅メダルを獲得できましたが悔しかった。さらなるステップアップのため、28年のロサンゼルス五輪、32年のブリスベン五輪で金メダルを目指して頑張ります」と話した。
東照宮は、須﨑さん、両親、父康弘さんの大学時代の同級生で東三河稲門会理事の三浦裕司さんらと参拝した。1425段の石段を登り、祈とうを受けた。なでると勝負運が付くとされるこま犬に触れた。須﨑さんは「すばらしい気を頂き、金メダル獲得の目標達成を強く願いました」と述べた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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