国内最大級の小学生スケートボード競技会「FLAKE CUP2025」(4月19~20日、広島市「ひろしまゲートパーク」)で、豊橋市立天伯小学校5年の良知愛徠(まあら)さん(ウォーターカラー)がジュニアクラス(4~6年)に出場、優勝した。今年度最初の全国大会を制し、年間王者を決めるチャピオンシップ出場権を得た。
キッズスケーターの登竜門として知られる今大会のジュニア部門には88人が出場した。ランプ(半円筒状の路面)で、30秒間の滑走中に繰り出すトリック(技)の総得点を競った。
当日は悪天候の影響で練習なしの本番1本に変更された。一発勝負で路面が滑りやすい悪条件の中、良知さんは得意技を含むトリック12本の構成で臨んだ。
空中で板をつかんで表裏に回転させ、姿勢を反転させる「フィンガーフリップ」を序盤で決めて波に乗った。最後は先端をつかんだ姿勢のまま反転する大技「ハンドバリアル」も披露した。1秒足りず無得点だったが65・53点をマークした。
3歳からスノーボードに触れ、小学1年から通年でできるスケートボードを本格的に始めた。現在は豊橋スケート協会の林和美会長が営む「高山スケートパーク」(豊橋市牧野町)を拠点に「憧れのスケーター」と慕う協会役員で講師の島田卓典さんに師事する。
良知さんは「雨の影響でベストの滑りはできなかったが、優勝できてうれしい」と喜んだ。目標はチャンピオンシップ優勝だという。「毎日練習して技の完成度をもっと高めたい。ライバルは自分自身」と年間王者獲得へ意気込んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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