県の障害者雇用優良企業として知事賞を受賞した総合物流サービス業の「トヨコン」(豊川市川花町)が1月29日、名古屋市の青少年文化センターで表彰された。大村秀章知事が明石耕作社長に賞状を贈った。
障害者雇用に深い理解を示し、率先して雇用している優良企業を表彰するもので、1968年から続く。今年度はトヨコンをはじめ7社が受賞した。
トヨコンでは、指示に従って必要な品物を集めるピッキングや、入荷品の整理、出荷前準備の作業を障害者が受け持つ。障害の内容や程度が異なるため、フォローがしやすいように体制を見直し、「報連相」が自然とできる雰囲気づくりに力を注いだ。
また障害について社員が理解を深めるため、支援学校の教員や支援機関の関係者を招いて勉強会を開き、適切な配慮ができるようにしている。さらに親が亡くなった後のことを見据え、将来、自立ができるよう尽くす。これら取り組みが評価された。
明石社長は「まだまだ取り組みの課題は多いですが、今後も社内への理解浸透を図りながら、地域との連携をしっかりと継続します。また地域企業へ障害者雇用に取り組む意義を伝えていきたい」と話した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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