蒲郡市で19日、「蒲郡グリーン温室みかん」の出荷が始まった。今季は天候に恵まれ、例年通りの出来栄えとなった。9月中旬頃まで中京地区や関東地区などの市場に出荷される。
外観は色鮮やかな緑をしている。皮をむくとフレッシュな香りが漂う。中は濃いオレンジ色で口に入れると果肉を包む房が柔らかく、さわやかな酸味と適度な甘さが広がる。疲れている体にぴったりなミカンとして需要が高い。
皮が青い状態でバランスのとれた酸味と甘さにするのは難しい。市内の農家は色と味を高品質に仕上げるため、的確な水管理と着果調整に取り組んでいる。また、通常の温室ミカンと比べると加温から収穫までの期間を2カ月ほど短くしている。
この日、同市神ノ郷町の総合集出荷場では、従業員8人がベルトコンベヤーで運ばれたミカン約14㌧を選果した。色や形に問題がないか、傷がついていないかを入念にチェックした。
JA蒲郡市によると、今年度は25人の生産者が3・7㌶で栽培、165㌧の出荷を見込んでいる。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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