豊川市立御津北部小学校の全校児童180人が19日、3月8日に全線開通する「国道23号バイパス名豊道路」の学校近くの未開通区間を見学した。
地域について学ぶ授業の一環。1~3年と4~6年に分かれて、御津あおば高校グラウンド下の豊沢トンネル(537㍍)を通り抜けたほか、その近くを歩いた。
トンネル内は、上部が四角い部分と丸くなっている部分があり、名四国道事務所の担当者が「高校のグラウンド部分は上部からの重さが少ないので四角くになっていますが、山の部分は上からの重さがかかるので丸くなっている」と述べた。またトンネル上部にある線はラジオの電波を発信していること、道路のセンターラインにあるソフトコーンは自然にきれいになるよう工夫されていることなどの説明があった。
道路全般についての解説もあり「高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道に分かれています」「平面部、高架部、トンネル部が組み合わさり道路ができます」などと述べた。
児童たちは「トンネルを掘るときに爆薬を使うことに驚いた。豊沢トンネルは歩いてみると思ったよりも短かった」などと話した。
名豊道路は、名古屋と豊橋を結ぶ全長72・7㌔で信号が一つもない。未開通区間は蒲郡IC(インターチェンジ)-豊川為当ICの9・1㌔だけで、開通すると豊橋-名古屋間が約1時間で移動できる。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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