バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は5日、中地区7位の「横浜ビー・コルセアーズ」と豊橋市総合体育館で対戦。第4クオーター(Q)残り44秒で逆転されたが、デイビッド・ヌワバ選手がジャンプショットを沈め、95対92で激闘を制した。三遠は20連勝でチーム記録を更新、今季35勝4敗で優勝マジックを14とした。
今節も日本代表の吉井裕鷹選手を欠き、若手の兪龍海選手がスターターに入った。三遠は第1Qで、ヤンテ・メイテン選手が得点を重ね、30対23で終える。第2Qは、横浜の強度の高い守備を前に、三遠はターンオーバーを連発。さらに、高身長のマイク・コッツァー選手にインサイドを攻められ、逆転を許したが、津屋一球選手が3本の3点シュート(3P)を決め、51対51で折り返す。
第3Qは77対66と引き離したが、第4Qは相手ペースに。残り44秒で逆転を許し、タイムアウト。この絶体絶命の状況を救ったのはヌワバ選手だった。大浦颯太選手、佐々木選手の両司令塔から兪選手、ヌワバ選手にボールが渡った。外国籍選手に囲まれたが、守備の隙をかいくぐり、シュートを決めた。
大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「形ばかりを追いかけて、プレッシャーがかかっているところにパスを出したり、ターンオーバーをして失点を重ねてしまったりしたところが気になる。自分たちの流れを相手に渡したのは、責任感のないプレーに尽きる」と手厳しかった。
次節は12日、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」とホームで対戦する。
チームとしては勝利できたので良かったですが、ミスが多い試合だったと感じています。
オフェンスリバウンドを取りに行くチームが多いなかで、チームとしてリバウンドを取り切れていない部分が多い。チームとしてディフェンスリバウンドをしっかりと取り切り、相手のポゼッションをコントロールしていく必要がある。
Q:きょうの試合はフリースローが非常に安定していました。意識を変えたことはありますか。
A:もちろんシーズンを通して修正しようと頑張っているのですが、最近は特に真っすぐのラインで飛ばすことを意識している。きょうは手から離れる時にボールの感触が良かったので、それが数字として表れて良かった。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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