「長篠・設楽原連続講座」の第4回が16日、新城市設楽原歴史資料館であった。岐阜県関ケ原町古戦場活用推進課の富田真一郎さんが「関ケ原の戦いと古戦場のこれまでとこれから」と題して講演した。
1600年の関ケ原の戦いは徳川家康の東軍と石田三成の西軍が対戦した。古戦場の26万2040平方㍍が1931年に国史跡に指定された。県が整備した「岐阜関ケ原古戦場記念館」は2020年にオープンした。
富田さんは、合戦直後から首塚や、その後に設置された顕彰碑、武将の陣跡が受け継がれており、国史跡指定によって高度経済成長期の開発を免れたと解説。2021年には町景観条例が制定され「重要眺望区域」を指定し、開発する際には届出制としたことを説明した。
「古戦場は史跡や遺跡の中で特殊な存在。歴史好きではない人に価値をどう伝えるかが課題だ。歴史ある景観を未来につなげていきたい」と述べた。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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