三河海上保安署は、4月に蒲郡市の沖で漂流した男性を助けたとして、同市海陽町2のヨットハーバー「ラグナマリーナ」にある救助ボランティア組織「県水難救済会三河湾東部地区救難所ラグナマリーナ救難支所」に感謝状を贈った。会に所属するマリーナ関係者が支所を運営している。
4月15日午前11時頃、市内の星越海岸でウインドサーフィンを楽しんでいた豊田市の60代男性が、風が急激に強くなったことで帆を立てることができなくなり、800㍍先の沖合まで流された。
その後、様子を見ていた男性の知人が三河海保に通報した。三河海保の要請を受けたマリーナの藤田和之支配人とハーバーマスターの岩永和義さん、マリーナ事業部の我孫子泰明さんが救助艇に乗って出動し、漂流中の男性を救助した。
男性は寒さで体力を消耗しており、マリーナに着いた時は救助艇から一人で降りられない状況だった。3人は男性をマリーナに運んだ後、市消防本部の救急隊が市民病院まで搬送した。低体温症と診断されたが、命に異状はなかった。
県水難救済会は海や海浜での遭難者や船舶などを救助するボランティア団体。マリーナは何か起きた際は、三河海保の巡視艇が到着するまでに現地へ駆けつけ、海難救助活動に携わっている。
贈呈式はマリーナで開かれた。三河海保の畑祥太郎署長は藤田支配人に感謝状を手渡した。藤田支配人は「すぐに見つかって良かった。天候をよく見てマリンスポーツを楽しんで」と話した。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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