豊田市の児童養護施設「梅ケ丘学園」が16日、蒲郡市に対し、里親制度の普及啓発活動に向けた協力を呼び掛けた。
学園は、さまざまな事情によって保護者と離れて暮らさなくてはならない子どもを養護している。退所後もつながりを持ち続け、相談や自立の手助けしている。
2022年度から、県の里親啓発事業を委託し知立市と安城市、豊田市で里親のことを広く周知する活動に取り組み、里親の登録に促進してきた。今年度は登録者数が少ない蒲郡市を新たに重点的に啓発し、東三河地域での登録者を増やすことにつなげる考えだ。
この日、学園の中屋浩二施設長と職員が市役所を訪れ、鈴木寿明市長に登録の現状や里親制度の重要性などを説明した。続いて、啓発のための里親による体験発表会や登録への希望者に研修を開く際には、市と連携して取り組みたいと話した。そのうえで、チラシやポスターの設置協力、ホームページや広報誌での情報発信を求めた。
鈴木市長は「活動を理解し、協力して啓発活動をしていきたい」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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