田原市福江町で今春稼働した地ビール醸造所「渥美半島醸造」は26日夜、初のオリジナル商品を記念するリリースパーティーを開いた。地元の人やクラフトビールファンが、地元産の甘夏と一緒に仕込んだ新作を味わった。
醸造施設は2月末、大規模改修を経てオープンした複合商業施設「あつみの市レイ」(旧ショッピングセンターレイ)の一角に開所した。
独自商品第1号の「PAKIPAKI」(税別698円)と「HOKITIKA」(同898円)は、甘夏の皮を原料に仕込んだ。コリアンダーと柑橘(かんきつ)を組み合わせるホワイトスタイル、苦みに塩気と濁りが特徴のインディアペールエールを新発売した。
併設する「ATSUMIブリューパブ」ではこの日、親会社「渥美フーズ」の渡会一仁社長と川合崇浩醸造長が来た人と乾杯した。
渡会社長は「準備に3年半かかった。熱意のある醸造家を迎えてわがまちの醸造所ができた。ビール作りを機に、地域とのコミュニケーションや農家の応援にもつなげてほしい」と期待した。
川合醸造長は「地元の人から多くを学び、究極の地ビールを生み出したい」と意気込んだ。
パーティーには約120人の愛飲家が訪れた。新作2種類の1品を振る舞ったが、川合さんが調達した各地の地ビールなども飲み比べた。
地ビール好きという市内の女性(60)は「新鮮で季節を感じられるのがいいところ。甘夏の香りと切れがあり、女性でも飲みやすい」などと絶賛した。営業は正午から午後10時。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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