学校給食で子どもたちに人気な麺類。これまで県内では唯一、給食メニューになかった北設楽郡の学校で18日、初めて登場した。設楽町田口地区の小中学生がミートソースのソフトスパゲティ式めん「ソフトめん」を味わった。
県学校給食会によると、県内での麺類提供は1966年度からだった。ソフトめんから始まり、現在は白玉うどん、中華めん、きしめんも提供している。だが北設楽郡の学校は加工工場から遠く、配送が困難という理由で麺類メニューがなかった。給食会の高橋伸至理事長が県内全域に提供する方針を掲げ、豊橋市牛川町の「志賀製麺所」と委託契約を結び、郡内3町村の6カ所に配送する体制を整えた。
設楽町立田口小学校と設楽中学校のこの日の給食はソフトめん、あじフリッター、カラフルサラダ、牛乳だった。報道陣に公開された田口小6年生クラスは11人が食べた。児童らは袋の上から箸で麺を切り分けてミートソースに入れて味わった。原田啓ノ輔さん(11)は「とてもおいしかった」と喜んでいた。教室には土屋浩町長が訪れ、一緒に食べた。津具小、津具中の出身で「64歳になって初めての味。食べ方は難しかった」と話していた。
県学校給食会は、北設楽郡内では月に1度、麺類メニューを出すという。ソフトめん、白玉うどん、中華めん、きしめんのいずれか。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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