世界最高峰のプロツアー「チャンピオンシップツアー」(CT)へつながる、ワールドサーフリーグ(WSL)の公認ツアー「QS6000」の大会が9月、田原市の太平洋ロングビーチで開かれる。日本サーフィン連盟(NSA)などで組織する大会実行委員会が30日、市役所で記者会見を開いた。同会場で来年開くアジア競技会にも弾みを付けたい考えだ。
大会は「2025 BILLABONG TAHARA PRO」の名称で9月16~21日の6日間開く。日本やアジア・オセアニアを中心に男女200人超が参加する見通し。17日からエントリーが始まる。
元NSA副理事長で市内競技団体の加藤昌高氏が実行委員長、NSAの寺尾恵一理事長が大会長に就いた。田原市の山下政良市長が大会長代行を務める。
WSLには、五十嵐カノアらトップ選手(男32人、女16人)が参戦するCTを頂点に、階級ごとのツアー大会がある。QS6000は「チャレンジシリーズ」(CS)に次ぐ2次リーグ。階級の難度で獲得ポイントも増減し、CT出場を懸けてポイント数を競う。
市内でのQS6000誘致は初。田原を拠点に活躍する都築虹帆選手らも出場が見込まれる。実行委によると今後は選手やスタッフ、観客らの泊や会場への移動などを充実させ、来年のアジア競技会を意識した運営に取り組みたい考えだ。
寺尾大会長は「実行委立ち上げを機に支援のための覚書を交わした。運営や選手派遣などで協力関係を築きたい」と語った。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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