享栄に3点リードされた豊川は七回無死一、三塁で林朔が右前打で1点を返した。さらに1死二、三塁から山田の内野ゴロで1人がかえり1点差に詰め寄った。九回には2死一、三塁と好機を迎えたが、あと一打が出なかった。豊川の先発中西は150㌔の速球と130㌔台の変化球で3回まで好投したが、6回に失策がらみで2点を奪われたのが悔やまれた。
あと一本が出なかった。昨年に続いて5回戦で敗退した。夏を制するのは難しい。ここまでやってくれた選手たちは胸を張ってほしい。
七回の好機、打席は林朔矢(3年)。2ストライクと追い込まれたが、享栄の左腕小山隼和(3年)の投球に食らいついて右前適時打とし、反撃の口火を切った。「何としても打ちたかったので、いつもよりバットを短めに持った」と振り返った。
3年間でチームは明治神宮大会やセンバツに出場したが、自身は昨秋からレギュラー。「投手力と個性あふれるチームだった。一生忘れない経験ができた」と話した。
▽5回戦
○…豊橋…○
豊川
000000200|2
00010200×|3
享栄
(豊)中西、平野-上江洲(享)多賀、小山-折田
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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