豊橋商議所の会頭人事 神野氏の4期目内定 11月新体制発足へ

2025/07/24 17:00(公開)
神野氏(提供)

 豊橋商工会議所は23日の常議員会で神野吾郎会頭(64)=サーラコーポレーション社長兼グループ代表・CEO=の再任を内定した。10月の臨時議員総会で副会頭などの役員人事と併せて正式決定する。任期は11月1日から3年。

 

 神野氏は2016年11月に会頭就任、現在3期目。今季は豊橋商議所130周年の記念事業や組織強化などのプロジェクトを実行した。スタートアップを含む新会員増強をはじめ、中小事業者のIT化やDX、国際化への対応も進めた。将来的課題として、会員中小企業の事業承継問題にも注力した。

 

新アリーナ事業は再始動 市との連携で周辺まちづくりも課題

 

 来期は、まちづくり分野の課題として、20日の住民投票で事業継続が決まった豊橋市の「多目的屋内施設(新アリーナ)と豊橋公園東側整備運営事業」が進む。新アリーナを核とする関連施設の建設とともに、豊橋駅前から豊橋公園までの動線や周辺との経済波及効果につなげるまちづくりが重要課題に挙がる。

 

 今後は選考中の来期議員枠を確定し、10月22日の臨時議員総会で副会頭4人と監事2人、常議員43人を選任。神野会頭の4期目の基本方針も発表する。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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