「第107回全国高校野球選手権大会」に初出場した豊橋中央は、日大三(西東京)と大会第6日(順調にいけば10日)に対戦する。豊橋中央の萩本将光監督と日大三の三木有造監督が甲子園で対談した。
―互いのチームの印象はどうですか。
萩本 自分が現役の頃から強豪校。打撃でもしっかりと振って打つ印象がある。「これぞ高校野球」というスタイルが今も受け継がれている印象だ。
三木 強豪ひしめく愛知大会を勝ち上がり、勢いの強さを感じる。
―対戦校が決まった時の心境を教えてください。
萩本 どこが相手でも良いような心構えをしている。それがある意味、初出場である豊橋中央の強みです。
三木 勢いのあるチームが来たなと感じた。
―理想の展開は。
萩本 1イニング勝負が9回ある、というのがうちの野球。1イニングで勝つ回数が多いゲームをしたい。
三木 無駄な失点をしない、最少失点で。打線はチャンスでしっかり打っていければ勝てる。
―鍵となる選手は誰ですか。
萩本 1番の近藤瑠生斗選手。彼が出塁すると活気が出る。性格的にも明るいチームカラーの中心の選手。
三木 3番で主将の本間津輝選手。彼が打ってくれると点が入る。
―警戒する相手の選手はいますか。
萩本 主戦の近藤優樹投手。立ち居振る舞いなどがゲームを支配する選手だと感じた。
三木 髙橋大喜地投手を打ち崩せるかどうか。難しいが少ないチャンスで1点を取りたい。
―ナイターゲームへの不安はないですか。
萩本 地方大会でも夕方でしたし、6月の練習試合でも経験があるので問題はない。プロ野球の阪神の試合でなじみがあるのはナイターなので、選手も気持ちが高ぶる。
三木 ナイターは練習グラウンドに設備があるし、午後8時や9時まで練習をやっているので慣れている。気にせず思い切って戦いたい。
―初戦までどんな調整をしていきますか。
萩本 愛知大会から日が空いて、疲労が取れてきた。髙橋投手もスクワットの体勢で自己最高という180㌔のバーベルを挙げた。体調管理と、気の緩みからのけがに気を付けて、当日を迎えたい。
三木 慣れない環境なので、適度に選手を休ませながら、当日まで調整を続けていきたい。
―意気込みを教えてください。
萩本 初出場なのでどこが相手でも対戦校をリスペクトし、下から突き上げる気概で戦いたい。
三木 地方大会から間が空くが、全力でチーム一丸となって戦いたい。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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