バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の吉井裕鷹選手が4日、豊橋市役所に長坂尚登市長を訪ね、10月に開幕する2025~26シーズンへ向けた意気込みを語った。昨季はリーグ王者を決めるチャンピオンシップ(CS)で、あと一歩のところで決勝進出を逃した。昨季に続き豊橋市の応援リーダーを務める吉井選手。今季の目標は「リーグ優勝」と力強く語った。
この日はクラブ運営会社の岡村秀一郎社長、球団「SAN-ENアンバサダー」の鹿毛誠一郎さんが同行した。
吉井選手は「昨季はキャリアを通じて最高のシーズンだった。新加入の選手のほか若手も伸びている。さらに強化されたチームでリーグ制覇したい」と誓った。
豊橋市や三遠地域とのつながりについて「チームが地元の日常となるのが目標。より多くの人に応援してもらうため勝利を届けたい。そのためのチーム強化にも貢献したい」と述べた。
長坂市長は「長期間のシーズンをけがなく乗り切り、三度目の正直で日本一になってほしい。バスケ部出身者として小柄な選手の活躍にも期待したい」と激励した。
今季はBリーグ最終年度で、26年に始まる「Bプレミア」へつながる節目となる。就任4年目の大野篤史ヘッドコーチの下、念願のリーグ初制覇を目指す。
新加入のダリアス・デイズ選手は8月31日のプレシーズンマッチ「川崎ブレイブサンダース」戦で4本の3点シュートを含むチーム最多の24得点で前評判通りの活躍を見せた。大黒柱のヤンテ・メイテン、デイビッドヌワバの両選手とともに攻撃力がさらに増した。ガード陣は大浦颯太選手を軸に若手の成長で選手層が分厚くなった。地区連覇の立役者で負傷欠場中の佐々木隆成選手の復帰も待たれる。
今季B1リーグは10月3日開幕、三遠は4~5日にアウェーの「大阪エヴェッサ」と初戦。ホーム開幕戦は11~12日の市総合体育館での「サンロッカーズ渋谷」戦。運営会社のフェニックスなどは4日の開幕戦に合わせ、豊川市の「イオンモール豊川」でパブリックビューイングを開く。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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