豊川市川花町の総合物流サービス業「トヨコン」は11日、県立豊川特別支援学校本宮校舎で特別授業をした。同社が開発し、本宮校舎の高等部の生徒が今年から作っている「パレトーチ」について説明した。
破損などで使えなくなった木製パレットを再利用したもので、「キャンプで火を囲んで楽しむ」「湯を沸かす」などに使える。スウェーデントーチを参考にした。高さ20㌢、幅と奥行き16・5㌢の直方体。同社が材料を提供し、本宮校舎で作っている。来年の「おいでん祭」で販売する計画もある。
パレトーチづくりに関わる高等部2~3年生のうち木工担当の12人が授業に参加。包装設計課の小野弘貴さんが講師を務め、「適度な炎にするために試行錯誤して、今の形になりました。使えなくなったパレットの多くは産業廃棄物として処理されているので、SDGsにもつながる活動です」などと説明した。
明石耕作社長は本宮校舎が開校した2009年から協力していることに触れ、「卒業生4人が、私たちの会社で働いてくれています。パレトーチはSDGsにつながる素晴らしい活動です」と述べた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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