東栄町を拠点に活動するプロ和太鼓集団「志多ら」は、長野県伊那市の舞台芸能集団「田楽座」と計3回共演する。初回は28日の新城公演で、稽古に励んでいる。
志多らは1990年から東栄町で和太鼓演奏をはじめ、地元の国指定重要無形民俗文化財「花祭」に参加する。田楽座は64年に創立し、獅子舞や玉すだれなど伝統芸能や和太鼓の演奏会を続けている。
今回は、奥三河と南信州地域で郷土芸能の継承に尽力する2団体が連携して発表しようと、志多らが要請し田楽座が応じた。新城公演は2部制で、1部が6曲でうち3曲を田楽座単独、3曲が共演。2部は7曲のうち「花まつり志多ら舞」を共演する。
「花まつり志多ら舞」では両団体から計14人が出演する。田楽座も御弊と鈴を持って稽古を続ける。近藤芳美さんは「私たちにとってこれまでにないステージにしたい」と意気込む。
新城公演のほか来年2月22日の名古屋市、同3月29日の豊橋市の公演でも共演する。新城公演は新城文化会館大ホールで28日午後4時開演。市内の紅太鼓、黄柳野高校和太鼓部、「八名っ鼓クラブ」なども出演する。全席指定で前売り一般5000円。問い合わせは志多ら(0536・76・1708)へ。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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