バスケットボールBリーグの県内4チームによるトーナメント戦「愛知セントラルカップ2025」が14日、稲沢市の豊田合成記念体育館で始まった。昨季優勝の「三遠ネオフェニックス」は、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」を86対63で下し、決勝進出を決めた。2連覇を懸けて、15日に「ファイティングイーグルス名古屋」と対戦する。
第1クォーター(Q)は、序盤からデイビッド・ヌワバ選手らが得点を重ねリードを広げた。一時同点にされたが、終盤に大浦颯太選手の3点シュート(3P)が決まり、25対18と好スタート。第2Qは敵陣のファウルトラブルで早々に主導権を握ると、中盤にヌワバ、吉井裕鷹の両選手の連続得点で点差をさらに広げる。ヤンテ・メイテン選手にも3Pが飛び出し、57対41で前半を折り返した。
第3Qはロースコアな展開が続いたが、第4Qは強力なインサイド陣が流れを引き寄せ、3Pも効果的に決まった。最終的には23点差の圧勝で、今季公式戦で初勝利となった。
大野篤史ヘッドコーチは「夏から取り組んできたことを意識できていた時間が多かった」と評価した。守備では、マーク相手を次々と入れ替えながら敵に相対する「スイッチ・ディフェンス」を随所で試し、昨季平均82・1得点の相手攻撃陣を60得点台に抑えた。「練習でカバレッジ(守り方)を変える時にミスコミュニケーションでうまくいないこともあった」と明かし、練度を上げてきた。今大会の位置づけを「ここに照準を合わせているわけではないが、全試合勝ちたい」と話した。
佐々木隆成選手の代役で、今季は根本大選手は司令塔を務める時間帯が増えたなか、10得点4アシストで存在感を見せた。「前半はゲームをコントロールしようと意識し過ぎたが、後半はスピードのある自分らしいバスケを展開できた」と手応えを語った。
次戦は15日午後3時から。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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