バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の主将の佐々木隆成選手(29)が、新シーズンへ強い覚悟を口にした。「ティップオフカンファレンス」(22日、都内)に登壇し、けがからの順調な回復と、新加入選手の力を得て進化を遂げるチームの手応えを語った。
佐々木選手は昨季、リーグ最多の1試合平均6・5アシストを記録し、司令塔として中地区2連覇の原動力となった。しかし、年間王者を決める「チャンピオンシップ(CS)」準決勝の琉球戦の第2戦で左アキレス腱断裂の重傷を負い、シーズンを終えた。「CS優勝を目指してやってきたが、すぐに終わってしまい、残念な気持ち」と振り返る。それでも「けがは仕方ないので、すぐに切り替えられた。ポジティブに捉えて戦う姿を見て、何かを感じてもらえたらいい」と語る。カンファレンスでは「けがを完治させたい。いろいろな方のおかげで順調に回復している」とも明かした。
オフェンスでは、持ち味のスピードを生かした「ペース&スペースを軸にチェンジオブスピード」、ディフェンスでは「気持ちを出す」と語った。また今季から河田チリジ、ダリアス・デイズの両選手が加入した。チームの特徴を「昨季の良い部分は残しつつ、デイズ選手やチリジ選手のパワーがプラスされた」と分析する。
9月中旬に浜松市役所訪問時には、若手選手の活躍についても触れた。2連覇した愛知セントラルカップ(14~15日、稲沢市)では、佐々木選手はベンチから見守った。根本大選手(23)は初戦で10得点4アシストと司令塔の働きをみせ、浅井英矢(22)、湧川颯斗(21)の両選手は守備でアピールした。佐々木選手は「勢いをもたらす存在。彼らのハッスルが武器になる」と評価。根本選手とは同ポジションだが「ただ一人のチームメートとして、伝えるべきことは伝えるし、僕自身も学ぶ部分がある。持ちつ持たれつの関係でいたい」とリーダーの自覚をにじませた。さらに「彼らはイケメン。自分は違うところで勝負しようかな」と笑いを誘った。
最後に「目標はCS優勝。レギュラーシーズンは1試合1試合の積み重ねが大事。琉球を意識せず、目の前の相手を倒していく」と意気込んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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