郷土の伝統芸能継承へ 志多らと長野の田楽座

2025/10/03 00:00(公開)
志多らと田楽座による「華田楽」=新城文化会館で
志多らと田楽座による「華田楽」=新城文化会館で

 東栄町を拠点に活動するプロ和太鼓集団「志多ら」の新城公演が9月28日夕、新城文化会館であった。長野県伊那市のまつり芸能集団「田楽座」との初共演もあり、大勢のファンを魅了した。

 

 志多らは1989年に結成し、東栄町で和太鼓演奏をはじめ、地元の国指定重要無形民俗文化財「花祭」に参加する。田楽座は64年に創立し、獅子舞や玉すだれなど伝統芸能や和太鼓の演奏会を続けている。連携して郷土芸能の継承に取り組もうと初めて共演した。

 

 13曲中、共演は4曲あった。「華田楽」では志多らの7人が和太鼓と篠笛を、花笠姿の田楽座団員が軽やかに舞を披露した。

 

 また、オープニングでは豊川高校と黄柳野高校の生徒らと志多らが共演した。

 

 来年2月22日の名古屋市、同3月29日の豊橋市の公演でも共演する。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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