バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は12日、「サンロッカーズ渋谷」と豊橋市総合体育館で対戦。91対74で快勝し、今季ホーム初白星を挙げた。
第1クオーター(Q)は、相手の堅守に苦しみ、一時7点差とされた。そのピンチを救ったのがルーキーの児玉ジュニア選手。素早いドライブから連続得点を決めると、相手司令塔へのハイプレッシャーな守備でチームに良い流れをもたらし、15対17の2点差に詰め寄った。
第2Qは大浦颯太選手らを起点にゲームを組み立て、中盤にはデイビッド・ヌワバ選手が相手のパスをカットし、レイアップを沈めて逆転。児玉選手にも初の3点シュート(3P)が生まれ、40対37で折り返す。
第3Qは大浦選手の「ディープ3」で勢いに乗ると、ヤンテ・メイテン選手がダンクシュートを沈め、さらに点差を広げた。第4Qはダリアス・デイズ、吉井裕鷹、大浦の3選手が4本の3Pを決めて突き放した。
チーム最多はメイテン選手の17得点7リバウンド。ヌワバ選手は16得点、デイズ選手は15得点と6選手が2桁得点をあげた。
大野篤史ヘッドコーチは「意図していないファウルをもらったり、ターンオーバー(攻撃のミス)をしたりしても、次に臨むことができていた」と評価した。昨季は22連勝を含むリーグ勝率2位。「結果的に勝利を重ねてきたが、今季はその保証はどこにもない。いつでも勝てるのではという気持ちを捨てない限り成長はない。何点取れるか、勝利できるかは分からないが、必死に喜んでもらうプレーをするというのは約束できる」と話した。
12得点4アシストの児玉選手は「コーチからもミスを恐れずにと言われていた。ルーキーらしくがむしゃらにプレーできた」と振り返った。
次戦は15日。豊橋で「アルティーリ千葉」と対戦する。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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