今夏の甲子園に出場した豊橋中央の松井蓮太朗選手(18)は、23日のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから育成3位指名を受けた。記者会見で「結果を残して活躍するのが恩返し。厳しい世界だが、豊橋中央で培った下からはい上がる力を存分に発揮していきたい」と決意した。豊川の中西浩平投手(18)は指名漏れした。
校内でチームメートや萩本将光監督らと一緒に中継を見守った。名前が読み上げられると、萩本監督と抱き合い、涙を見せた。その後、野球部メンバーが松井選手を胴上げした。
身長176㌢、体重78㌔の強肩強打の捕手。右打ち左投げ。豊橋市出身。中学時代は愛知豊橋ボーイズで汗を流し、3年時に夏の全国大会でベスト8。今夏の愛知大会では打率4割超えを記録。守備では小学4年からバッテリーを組む高橋大喜地投手を巧みにリードし、チームを初の甲子園に導いた。初戦の日大三戦でチームは2対3で敗れたが、2安打を放った。
憧れは阿部慎之助監督。「打てる捕手を目指している。守備、打撃と高いレベルを目指し、将来は阿部監督を超せる選手になりたい」と誓った。
萩本監督は「野球に没頭できる力がある。支配下を目標にするのではなくすぐに1軍で活躍できるように頑張って」と激励した。父の満輝さん(47)は松井選手が小学生時代に書いた「プロ野球選手になりたい」という短冊を取り出し、「夢なのか現実なのか分からない」と喜んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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