東栄町で町制70周年記念式典

　東栄町制70周年記念式典が３日、本郷の「花祭会館」であった。町関係者をはじめ東三河の首長ら90人が出席し、節目を祝った。

　１９５５年４月に御殿村、本郷町、下川村、園村が合併して東栄町が誕生。56年に三輪村と振草村の一部が加わった。94年に星空観察施設「スターフォレスト御園」、２００２年に「とうえい温泉」がオープン。国道１５１号やＪＲ飯田線が通る。人口は町制施行当初の１９５５年が１万１５６７人で、今年９月末は２６１６人。

　村上孝治町長は、「70年の歩みは人と自然の力によって築かれてきた歴史と感じている。人口減少の課題に向け、持続可能で健康な地域社会の実現を目指していく」と式辞を述べ、町の発展に努めていくことを誓った

　続いて、70周年記念特別表彰として自治や教育活動、伝統文化の継承に尽力した伊藤睦美さん、峯田明さん、清水晃さん、藤田壽美さん、初澤宣亮さんの５人を表彰した。

　来賓の江口幸雄副知事や峰野修県議らによる祝辞の後、東三河の７市町村長ら出席者全員で万歳三唱した。

戦後80年の節目で「平和の町」宣言

　東栄小学校児童会の原田桃李さんと、荒河紗良さんが「戦後80年と町制70周年を迎える年にあたり、誰もが安心して暮らせる平和な世の中が守られていくことを心から祈り、『平和の町　東栄町』を宣言します」と宣言文を読み上げた。

　標柱は本郷の東栄診療所、東栄保健福祉センターの複合施設「東栄ひだまりプラザ」に設置された。