【連載】エンジョイサッカー〈79〉 東愛知新聞社杯U-10・U-12　豊橋のかもめ広場で初開催

　「第１回東愛知新聞社杯Ｕ10・Ｕ12大会」が９日、豊橋市総合スポーツ公園かもめ広場で開かれた。同市石巻本町を拠点に活動する「リコプエンテＦＣ」の主催。

　１日で順位が決まるワンデイフェスティバルで、Ｕ10（４年生）は12チーム、Ｕ12（６年生）は13チームが参加。豊橋市や豊川市をはじめ、西三河、静岡、三重、長野など県外からも多くのチームが集った。あいにく雨模様となったが、熱気あふれる一日となった。

　Ｕ10の部決勝は、主催のリコプエンテＦＣと「ＦＣプログレス」の豊橋勢対戦。プログレスは足元のテクニックを生かして丁寧にボールをつなぐスタイル。リコプエンテは身体能力の高さが武器で両サイドにスピードあるアタッカーを配置し、サイド攻撃でゴールを狙うスタイル。序盤は競り合う展開が続く中、前半終盤にリコプエンテが待望の先制点。一気に勢いに乗ると、後半は持ち前のスピードと積極的な攻めの姿勢で相手守備を圧倒。試合終了間際に１点を返されたものの、６対１で快勝した。主催クラブとして大きなプレッシャーの中、５～６年生の応援も力に優勝を果たした。

　Ｕ12の部決勝では、先日の「ヨシミカップＵ11」を制した「豊橋南ブレッツァ」が静岡県袋井市の「浅羽ＦＣ」と激突。序盤からブレッツァは華麗なビルドアップで主導権を握り、前半に２点を先取。後半は浅羽がパワーと粘りで１点を返すも、ブレッツァが落ち着いた守備で２対１で逃げ切った。５年生チームで６年生大会を制した。12月に開幕する県大会に向けて弾みをつけた。

　会場にはお好み焼き、クレープ、チョコバナナのキッチンカー３店舗が出店。子どもたちの行列ができ、完売の大盛況。雨の中でも多くの笑顔があふれた。