県建設業協会と国土交通省中部地方整備局は、工事現場で使われている看板をより分かりやすくするため「一目でわかる伝わる工事メッセージ大賞」を創設し、募集を始めた。中部地整局発注工事が対象。工事看板のコンテストは全国で初めて。
工事現場の看板は工事の内容や期間などが記されており、多くの人の目に触れる。このため、建設関係者と地域の人との接点となる。ただ、使われている文言が専門用語で、工事の目的や内容が分かりづらいとの指摘もある。
こうしたことから、工事看板を貴重なコミュニケーションのツールと考え、一目で分かる工事看板の文章を評価する賞を設けることにした。
17日に開かれた選定委員会で県建設業協会の髙柳充広会長は「工事看板は多くの人が見ているのに一般の人がよく分からない専門用語が用いられていることもある。一目で分かるという条件のもとでメッセージを考えてもらいたい。多くの企業からの応募を待っています」と述べた。
選定委員を務める「とよかわ広報大使」でラジオナビゲーターの小林拓一郎さんは「コンテストが(建設業を知る)いいきっかけになるのではないかと思う。中部から発信して全国に広がるといいですね」と話した。
大賞、優秀賞、審査員特別賞のほか、こども向け部門の大賞がある。コンテストの応募締め切りは来年4月20日。
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1959年東京都生まれ。山田一晶編集長に声を掛けてもらい、2024年5月に入社した。それまでは別の新聞社に勤務し、名古屋、岐阜、東京などで記者をしていた。事件取材が長かったが、東京では食文化、社会保障といった分野の取材も経験。介護など生活に密着した記事の重要性を実感した。趣味は街歩きと山歩き。東海道五十三次を歩いている。目標は東京―京都間の完歩。テント泊の登山にも憧れているが、三河の低山巡りがメイン。ミステリー、歴史小説を愛読。名古屋支局で愛知県政を担当している。人口減少、地域活性化の課題などを取材しながら、東三河の魅力を発信していきたい。
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