「第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)」が来年1月1日に群馬県で行われる。37年連続47回目の出場となるトヨタ自動車(田原市)は、1万㍍日本記録保持者の鈴木芽吹選手や復調した田澤廉選手、地元出身の吉居大和選手ら強力な布陣で、2年ぶり5回目の日本一を狙う。
■区間エントリー
1区 12.3km 吉居 大和
2区 21.9km 鈴木 芽吹
3区 15.3km 田澤 廉
4区 7.6km サムエル・キバティ
5区 15.9km 湯浅 仁
6区 11.4km 田中 秀幸
7区 15.6km 服部 勇馬
今大会は、地区予選を突破した40チームが出場する。群馬県庁を発着点とする7区間100㌔のコース。前回覇者の旭化成、2位のHonda、3位のトヨタ自動車に、初優勝を目指すGMOインターネットグループを加えた4強による混戦が予想される。
トヨタ自動車は「中部・北陸実業団駅伝」では全体2位と不安を残す結果になった。エース太田智樹選手がコンディション不良で外れたが、11月に27分05秒92の日本記録を樹立した鈴木と田澤の両選手に加え、2年目の吉居、湯浅仁の両選手の成長も著しい。後半には服部勇馬選手、西山雄介選手のマラソン日本代表経験者も控える。2年前の優勝時と同じく序盤で大きくリードを奪えば独走の可能性もある。
希望区間について吉居選手は「1区の方が走りやすい」と語り、同じく1区に意欲を示す湯浅とともに笑顔を見せる場面もあった。湯浅選手は「大学からのチームメートと一緒に優勝したい」と決意を語り、吉居選手も「チーム優勝、自分自身も挽回(ばんかい)できたら最高」と力を込めた。熊本剛監督は「優勝するしかない」と王座奪還を誓った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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