プロ野球中日ドラゴンズの現役選手や元選手を招いた野球教室が20日、豊川市諏訪西町の「かわしんビクトリースタジアム(豊川公園野球場)」であった。市内の野球チームに所属する小学5~6年生の約140人が手ほどきを受けた。
同市主催の「トップアスリートふれあい交流事業」の一つ。愛知大学野球部出身で今季限りで現役引退した元投手の祖父江大輔さんのほか、現役投手の近藤廉、内野手の川上理偉の2選手が講師を務め、キャッチボールの仕方や打撃のこつなどの基本動作、プロの心構えを教えた。3人と子どもたちとの夢の対決もあった。祖父江さんらが打席に立ち、約90㍍先の左翼フェンス付近まで鋭い打球を放つと、子どもたちは目を丸くした。
質問コーナーで祖父江さんは、3ボールになった際の投球について「腹をくくって腕を振ること。腕が緩むと制球しにくくなる」と助言を送った。続けて「緊張するのはみんな一緒。緊張するから体が動かないというのではなく、いいことだと思って」と伝えた。最後に祖父江さんは「さまざまな人の支えがあって野球ができていることに感謝してほしい。今後も楽しんで野球を続けて、この中から中日に入団してくれるのを願っています」と結んだ。
川上選手と対戦したちぎりレッドスターズの稲垣光晟さん(12)は「打球スピードが速かった」と驚いた様子。「祖父江さんの緊張しないこつの話が印象に残ったので、実践したい」と話した。
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
週間ランキング
日付で探す