千葉県木更津市で11月中旬に開かれたスケートボードの全国大会で豊橋市立豊南小学校6年の河合立樹さん(11)が優勝した。難易度の高い技などを駆使したスタイルが総合的に評価され、来年1月に千葉市で開かれるチャンピオンシップへの出場権も獲得、さらなる高みを目指し練習に励む。
出場したのは、キッズスケーターの登竜門とされる「FLAKE CUP 2025 JAPAN OPEN」で、ジュニアクラスにエントリーした。約90人の選手が本番1回30秒の中で技を織り交ぜて競い合った。傾斜のある路面で難易度の高い技を入れた滑りを披露し得点を競いトップになった。
年長児の頃に応援に行った大会で格好良さに魅せられてスケートボードを始めた。小学2年ごろからは練習拠点を浜松市中央区にあるスケートボードの屋内施設「ヌートリアスケートパーク」に移し、平日は約3時間、土日曜は5~7時間ほど練習を重ねる。
今年は全国各地で開かれた大会を飛び回り、好成績を収め続けているという。「仲間と一緒に滑ったり、技が決まって盛り上がったりするのが楽しい」という河合さんは「プロスケーターになって海外も含めてさまざまな大会に出たい。五輪選手も目指したい」と意気込む。
こうした姿に母あゆみさん(39)は「目標に向かって頑張る姿に青春時代を思い出す。家族ぐるみで応援している」と話す。指導者でスケートパークを運営する近藤哲也さん(37)は、出会った当時からの成長ぶりを評価。「ここまでの成績を残せる選手になるまでの努力をリスペクトしている。この状態を維持してほしい」とエールを送る。
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