県立豊橋聾学校で4日、全校児童生徒を対象に3Dプリンターを使った出前授業が開かれた。「ものづくりの楽しさを知ってもらおう」と、豊橋南ライオンズクラブが企画した。
豊橋南LCは、遊具の整備や運動会、卒業式など、聾学校の支援を長年続ける。毎年末には国際交流支援の支援金を贈呈しているが、今回は出前授業を提案した。
春日井さくらLC所属で、3Dプリンターを使った出前授業に取り組む「広陽商工」社長の三尾友貴美さんに依頼した。三尾さんはキャリア教育の一環で名古屋市内の中学校などで出前授業に協力している。豊橋市内では市立松葉小学校に次いで2校目。
子どもたちは3次元データの説明を受け、3Dプリンターの動きを見た後、タブレットを使い一辺10㌢の立方体サイズ内のデザインに挑戦。動物や果物、英字など、思い思いに図案化した。幼児から高校生までが数班に分かれて作業し、高校生が小さな子たちに優しく教える姿も見られた。
「聴覚が不自由でもデザインできる。キャリア教育の一環としてデザインに触れ、将来の選択肢の幅を広げてほしい」と三尾さんは話した。豊橋南LCの佐原光一会長は「全校で一緒に学び、年上の子が下の子に教えている。素晴らしい授業の場が提供できた。単発でなく続けられる仕組みを考えたい。一人でもクリエーティブな部分に気付きがあればうれしい」と述べた。全員のデザインを広陽で持ち帰り、後日、完成品が届けられる。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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