浜名湖ボート転覆事故から16年 豊橋市章南中で「学校いのちの日」 絆画の大村さんが講演

2026/06/19 00:00(公開)
絆絵の創作活動をもとに命の大切さを説く大村さん=豊橋市立章南中学校で
絆絵の創作活動をもとに命の大切さを説く大村さん=豊橋市立章南中学校で

 豊橋市立章南中学校は18日、浜松市内であった野外実習中のボート事故で亡くなった同校の西野花菜さん(当時12歳)を悼む「豊橋・学校いのちの日」の行事を開いた。故人とその遺族を絵画でつなぐ「絆画(きすなえ)」作家の大村順さん(41)=阿久比町=を迎え、命の大切さを学んだ。

 

生徒には「弱くてもいい」と助言 

 

 大村さんは27歳で急死した親友とその家族を思い「もっと故人との思い出を残せていたら」と絆絵を始めた。遺族へのヒアリングに基づき、生前にしたかったことを絵で再現している。

 

 講演で、いずれも若く自死した3人とその家族を題材にした絆画を披露した。大村さんは遺族のエピソードから学んだ「生きづらさを感じて死を選ぶ人も多い。命の価値を考え直してほしい。心が擦り切れるまで頑張ることはない。時には弱く生きてもいい」という教訓を生徒らに伝えた。

 

 全校集会とともに、校庭でのバルーンリリースで西野さんをしのんだ。黒田悠月さん(3年)は「3組の家族の話は強く印象に残った。周囲の気持ちを尊重し、命を大切に生き続けたい」と誓った。

 

 内藤達也校長は「西野さんを悼むとともに、幅広い視点で命の大切さを学ぶ重要な機会としたい。16年前の事故を風化させず、教職員も危機管理の徹底に努めたい」と述べた。  

 

 

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

最新記事

日付で探す

光生会 藤城建設 虹の森 住まいLOVE不動産 荒木工務店 さわらび会 蒲郡信用金庫
東三河に特化した転職サポート ひとtoひと hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国