豊川・SUNコーポが養殖ホンモロコ販売へ

2016/11/05 00:00(公開)
三琶堂の佃煮「琵琶湖のほんもろこ」
 水の浄化装置でホンモロコ養殖を手掛ける豊川市のSUNコーポレーション(小野修代表)は、屋号「三琶堂」として7日からホンモロコの販売を本格的に開始する。来春までに佃煮や鮮魚で約4万匹の出荷を目指している。
 同社はバクテリアが不純物や菌を食べる習性を利用した浄化装置「ヒマラヤS3型」を活用。昨年、高級食材として知られるコイ科の淡水魚ホンモロコの養殖に成功し、佃煮として発売した。
 今年4月から作業場を平尾町に移し、5基の巨大水槽で養殖を進める。ホンモロコは通常、農家が休耕田を利用して養殖するが、浄化水槽で育った魚は臭みがなく、身が締まっているという。
 佃煮「琵琶湖のほんもろこ」は100㌘(約20匹)で税抜き1200円。地元の老舗佃煮屋・セキヤ食品工業の職人が甘辛い煮付けを担い、一般向けに2000食を販売する。日本料理店向けに鮮魚の販売も行っている。問いわせは同社(0533・56・8872)へ。 
(由本裕貴)
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