名鉄蒲郡線 全線開通80周年で車両に系統板

2016/11/11 01:02(公開)
形原駅に入線した系統板掲出の電車=蒲郡市形原町で
 蒲郡市の蒲郡駅と西尾市の吉良吉田駅を結ぶ名鉄蒲郡線で10日、同路線の全線開通80周年を伝える系統板を掲示した車両の運行が始まった。掲出車両は12月11日までの間、1日12往復走る。
 同路線は、1936(昭和11)年11月10日に当時の三河鉄道の一部区間、三河鹿島駅と蒲郡駅間が開業して三河吉田(現・吉良吉田)駅と蒲郡駅間の全線が開通した。41年には名古屋鉄道と三河鉄道が合併して三河線の一部に。48年に現在の蒲郡線となった。
 系統板は縦60㌢、横45㌢。「蒲郡線 全線開通80周年」の文字と車両側面のイラスト、80年を迎えた日「2016.11.10」を入れている。
 名鉄蒲郡線は昭和30年代からかつて沿線の三河湾観光地をめぐる行楽客が利用していたが、事業者の撤退などにより、乗降客が減ってきた。同路線と同西尾線の一部(吉良吉田駅-西尾駅)とともに存続問題が起こり、2010年度から蒲郡と西尾の両市が名鉄に財政支援をして運行が継続されている。
 形原駅近くに住む女性(82)は「私にとっても、地元の高校生にも重要な交通手段。これからも走り続けて欲しい」と話していた。
(安藤聡)
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