豊川市の豊川稲荷総門前で、2026年の御開帳に向けて今年12月、商業施設「門前テラス縁福」がオープンする。上棟式が27日、現地で開かれた。
旧店舗が老朽化したこともあり、御開帳に向けて建て替える。土地は稲荷が所有しており、稲荷が建物を建設して貸し出す。敷地は800平方㍍、建物は鉄骨2階建て延べ690平方㍍。和モダンの雰囲気で、参拝客たちがくつろげる場所になる。1階には解体前の建物に入店していた「門前そば山彦」「おきつね本舗」「ヤマサちくわ」と串カツ店「EASE(イーズ)」の4店が入る。2階には和菓子店「とみかわや」が入店し、テラス席も用意する。
上棟式には僧りょ、出店者、商店街関係者、工事関係者ら約30人が出席。豊川稲荷の福山憲隆住職は「来年の午(うま)年開帳、2030年の大開帳に向けた再開発です。豊川稲荷から一番近い建物で、大勢の参拝客が来てくれることを願っています」と述べた。豊川商店街振興組合の丸山恭司理事長は「御開帳の復活は先代たちの悲願。商店街が一丸となって、参拝客が楽しめ、くつろげる場所にしていく」と語った。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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