豊川市が4月から副市長2人制導入へ

2016/12/02 00:01(公開)
 豊川市議会12月定例会が1日開会。市は、2017(平成29)年4月から副市長を2人制とする議案を上程した。実現すれば、東三河では豊橋市に次いで2例目となる。また、市内7カ所にある老人憩の家を廃止する議案なども示した。
 議案では、副市長の定数条例を来年4月1日から「1人」から「2人以内」に改正。理由を「行政運営にかかわるトップマネジメントの一層の強化を図り、複雑化し、多様化する行政需要に迅速かつ的確に対応するため」としている。
 6月議会で、副市長の複数人制に前向きな姿勢を示していた山脇実市長は「来年3月までに人選を進めたい」とし、竹本幸夫副市長に加え、新年度となる4月1日から新任の副市長を置きたい意向を明かした。国や県も含めて、行政経験者から登用されるとみられる。
 また、市は老人憩の家について、同じく4月1日をもって廃止する議案も提出。「利用者の需要の変化及び利用の状況を踏まえ、公の施設として設置管理する必要性の薄れた老人憩の家を廃止する必要がある」とした。
 現在、市内には御津町内の4カ所と、赤坂、萩、長沢の計7カ所ある。地元老人クラブの行事や住民の会合の場として活用されているが、利用機会が減っている現状もある。
 これらを含めて29議案が各委員会に付託された。
(由本裕貴)
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