虹の森豊橋下地で白寿の伊藤さん祝う

2017/01/22 00:00（公開）

社会

次女の夏目さん(左)やスタッフと一緒に笑顔の伊藤さん(左から2人目)=虹の森豊橋下地で

　豊橋市下地町のサービス付高齢者向け住宅「虹の森豊橋下地」で21日、白寿（99歳）を迎えた伊藤敏子さんを祝う会が開かれ、同じ利用者やスタッフらが長寿を祝福した。
　大正生まれの伊藤さんは新城市出身。２０１４（平成26）年９月の同住宅オープンと同時に利用している。
　この日は、次女・夏目貞子さん（69）＝豊橋市＝も駆け付けてお祝い。運営する虹の森の森下三代美副社長が「激動の時代を過ごし、社会に貢献した敏子さん。末永く若々しくチャーミングでいてください」、山本文代施設長も「いつもニコニコしている敏子さん」と祝福の言葉を送った。
　祝詞のほか、プレゼントに好きな花や帽子を贈られ、利用者からは「おめでとう」と言われた伊藤さん。「こんなに大勢で祝ってくれ、うれしいね。ありがとうございます」と感謝した。
　耳が遠くなったり、手押し車を使ったりするが、健康を維持。「何でも食べ、せんべいも食べるから」と笑顔を見せた。
　娘の夏目さんは「働き者でした。終戦後に父親と２人、トラック１台で運送業を始め、今は孫に受け継がれています」と話していた。
(中村晋也)

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