オーエスジー社員がブラジルで強殺される

2017/01/22 00:00(公開)
 豊川市に本社を置く国内トップの総合精密切削工具メーカー・オーエスジー(石川則男代表取締役社長)のブラジル駐在員・本間裕(ゆたか)さん(42)が、現地で殺害されていたことが同社への取材で分かった。
 同社が21日までに現地の警察などから得た情報によると、本間さんは現地時間の16日昼過ぎ、ブラジルの最大都市・サンパウロ市内を車で運転中、二人乗りのバイクが横付けし、本間さんに窓を開けるように要求。本間さんが断ると、銃で撃たれたという。現場周辺では強盗事件などが多発しており、警察は強盗殺人事件として犯人の行方を追っている。
 同社は事件発生直後となる日本時間の17日未明に現地の同僚社員らから一報を受けた。検死の結果、同日午後6時頃に殺害されたのは本間さんであることを確認した。本間さんの家族らは20日夜に現地入りしており、同社の執行役員らも同行して対応に当たっている。
 神奈川県茅ヶ崎市出身の本間さんは2003(平成15)年に営業職で入社。宇都宮営業所を経て、09年からメキシコのグループ会社に出向し、昨年3月からブラジル駐在。スペイン語が堪能で、同社総務部の深津治史次長も「真面目で、もともと海外で働きたい意欲を持って入社された。会社にとっても貴重な人材を失い、本当に残念です」と話している。
 現地の犯行現場や詳しい状況などは明らかになっていないが、海外に多くの駐在員を派遣している同社は「一層の安全確保に向けた対策が必要と考えている」と話している。
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 虹の森 住まいLOVE不動産 光生会 蒲郡信用金庫 藤城建設 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国