災害情報共有システムを使い初の訓練

2017/02/14 00:00(公開)
新たに導入した大型スクリーンに映しだされる災害情報=豊橋市役所で
 豊橋市は13日、今年度新たに導入した災害情報共有システムを使った災害対策本部設置運営訓練を市役所で初めて行った。市や消防などび職員ら約100人が参加。刻一刻と変わる災害時の情報の素早い伝達とスムーズな共有に取り組み、災害対応力の向上を図った。
 災害情報共有システムは名古屋市のソフトウエア会社「ファルコン」が開発した「TRANS MOD(トランスモッド)」で、大型モニター(縦138㌢横245㌢)と合わせて計490万円で導入した。
 システムを使うことで、従来紙ベースで行っていた避難所の開設や被災状況など多くの情報がスクリーンで一目に分かり、リアルタイムで正確な情報を災対本部が共有できるようになるという。
 この日の訓練は大型台風の上陸を想定。職員らは市内数カ所で倒木や冠水被害が発生しているなどの情報をシステムに入力し、対応依頼や報告までの流れを確認した。
 一方、佐原光一市長を本部長とする災害対策本部員26人は模擬会議を開き、水位や避難所開設などをスクリーンを見ながら確認した。
 訓練後には、避難所で必要な物資情報を書き込める機能の必要性や河川の氾濫の危険度を示す色の統一などの改善を求める声があがった。
 また、各班を統括する部長や課長らが管理すべき情報を把握しておらず、佐原市長が「本番は次々に情報が入り、状況も変わる。非常電源の有無など各班、内部情報はしっかり頭に入れておいてほしい」と職員らの防災意識向上を指摘する場面もあった。
(飯塚雪)
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