豊橋少年少女発明クラブ 作品発表会と10周年式典

2017/02/19 00:00(公開)
発明品を実演を交え紹介するクラブ員=豊橋市こども未来館ここにこで
 体験活動を通じてものづくりに取り組む「豊橋少年少女発明クラブ」は18日、豊橋市こども未来館ここにこで子どもたちの1年間の集大成を披露する作品発表会を開いた。また、発足10年の記念式典を行い、節目を祝った。
 発表者は継続クラブ員の5、6年生41人で、アイデアあふれる発明品を実際に動かしながら紹介した。
 小銭を種類ごとに大きさで分ける貯金箱や、凧(たこ)糸の上に置いた防犯ブザーが地震の揺れで落ちることで就寝中も地震を認識できる防災グッズなど、子どもたちの豊かな発想力に審査委員や保護者も「おぉ」とうなり声を上げた。 
 最優秀賞の市長賞には、詰め込まれた本棚から本を傷つけずに出し入れする器具を開発した同市立高根小6年の長江陽正君が選ばれた。長江君は「次は太陽光や風力を使ったものを作ってみたい」と意欲を燃やしていた。
 発表会前の記念式典では、当初から協賛するトーヨー教材や日東電工、本多電子、西島を含む12の企業・団体と発足に関わった教育関係者、指導員らに感謝状が贈られた。
 クラブは2007(平成19)年5月、東三河で初めての発明クラブとして誕生。市や豊橋技術科学大学などが運営委員会として活動し、地元企業が協賛している。
 山西正泰会長(市教育長)は、昨年度全国少年少女チャレンジ創造コンテストで最高賞に輝くなどメンバーやOGらの活躍に触れ「ぜひみんなもすばらしい子に育ってくれるのを期待している」とエールを送った。
 クラブ員を代表し、大崎小6年の大林侑輝君(12)は「応援と期待に応えられるよう、また社会の役に立つ人になれるように頑張ります」と述べた。

 市長賞以外の作品発表会の受賞者は次の皆さん。
 教育委員会賞=日原健汰(豊小5)▽アイデア賞=岡田涼雅(二川小5)▽協賛企業賞=髙野遼一(豊小6)佐藤蒼太郎(松葉小5)菊池眞央(新川小6)中山優一郎(同6)
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 光生会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 虹の森
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国