東三河のLCが避難所運営を疑似体験

2017/02/24 00:00(公開)
避難所運営の模擬体験をする参加者=豊橋市役所で
 東三河のライオンズクラブは23日、避難所運営を疑似体験できるボードゲーム「HUG(ハグ)」を使った訓練を開いた。14クラブの代表者約60人が、適切な運営方法を模索した。
 ハグは避難所となる学校の図上に避難者に見立てたカードを置いていくゲーム。高齢者や障害者、妊婦や外国人など、さまざまな事情を抱えた人たちが安心して避難できるように配慮しながら、トイレの設置やボランティアの受け入れなどに対応していった。
 参加者は7班に分かれて、「プールの水が使えるので仮設トイレはその横に」「外国人は言葉の問題から受付の近くにいてもらおう」「知的障害者の子どもがいる家族には個室を」など意見を出し合った。
 ゲーム後の反省会では「認知症の高齢者がいる家族を一緒の部屋に入れることの問題点」「受付場所はどこに設置するのが適切か」「日ごろから住民情報の把握を」など運営から得た考えを発表した。
 訓練はFWT委員会を中心に実施した。
(飯塚雪)
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