新・青い目の人形 田原中部小に届く

2017/03/03 00:01(公開)
新しい青い目の人形・タラを児童に託す小野会長㊧と鈴木事務局長=田原中部小学校で
 1927(昭和2)年、日米親善を願い、米国人宣教師のシドニー・ルイス・ギューリックが中心となって米国から日本に届いた「青い目の人形」。日本は「ミス愛知」などの愛称で、日本人形を答礼人形として米国に贈った。
 県内では東西三河を中心に10体現存するとされ、祖父の遺志を受け継ぐ孫のギューリック3世は今でも青い目の人形を日本に贈ってるという。
 今年で人形を通じた友好は90周年迎え、かつて米国から日本に贈られた青い目の人形の1体、マーシャル・セントラルは田原市立田原中部小学校で保管されていることから、同校宛てに新しい青い目の人形が届いた。
 今夏、答礼人形の里帰り展を主催する「答礼人形を里帰りさせる会」の小野喜明会長と鈴木太事務局長が2日、同校を訪れ、小野会長が「日本とアメリカの友好に理解を深めるきっかけにしてほしい」と学校に人形を贈呈した。
 人形と一緒に同封された“パスポート”によると名前はTara(タラ)で、きれいなブロンドの髪の毛が特徴的。米国東海岸のメリーランド州出身の2009年9月生まれ。衣装や旅行バッグはギューリック3世の夫人による手作りという。
 代表で受け取った6年生児童らは「大切に保管します」と述べた。
 里帰り展は東三河地区でも開催され、会場は豊川市桜ヶ丘ミュージアムで7月19~30日までを予定している。
(千葉敬也)
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