中学生ら1300人を招き新城で池上彰氏講演会

2017/03/05 00:00(公開)
講演する池上氏=新城文化会館で
 ジャーナリストの池上彰氏の講演会が4日、新城市の新城文化会館で開かれた。新城ロータリークラブ(佐藤泰惇会長)と同市の主催。池上氏は国内外での情勢を踏まえて「何でこうなるのかを分析し、そうならないようにするために1人1人で考えていくことが大事」と招待された中学生ら1300人に語った。
 同クラブ創立50周年記念事業として企画し、市内全6中学校の1、2年生831人を招待した。冒頭、佐藤会長は「次世代を担うのは子どもたち。中学生には池上さんの講演でこれからのことを考えてほしい」と訴えた。
 池上氏は北朝鮮問題やアメリカのトランプ大統領について解説した後、生徒たちの質問に答えた。男子生徒から「どうしたら世界から貧富の差がなくなるのか」との問いについて「究極な質問だね」と感想を述べ「戦争になると格差はなくなるという論もあるがそうはいかない。格差を縮めるためにどうすれば良いのかを考えるには歴史や政治、経済を勉強してほしい」と答えた。
 また男子生徒から「取材で心掛けていること」についての質問には「外国に行く場合には先入観だけでなく本当はどうなのかということを念頭にしている」と答えたほか、安全対策では過激派組織「イスラム国」に殺害された後藤健二さんから「中東の危険地帯では取材とレポートは15分で行う方が良いとアドバイスを受けた」というエピソードを披露した。
(安藤聡)
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